結婚報告はがきとは、「私たち、結婚しました」と周りの人に報告するはがきのこと。挙式や前撮りの写真データがあれば、自宅のプリンターで簡単に印刷できちゃうんです。
結婚報告はがきの作り方をいちからわかりやすく説明しています。自作の結婚報告はがきはお二人のセンスが表れるものなので、妥協せずに進めていきましょう。
はがきを作るために送る人数を把握します。どの程度の付き合いがある人まで送った方がいいのかを解説しているので、送り忘れがないように注意しながら宛名リストを作成しましょう。
結婚式に参列してくれた方には、全員に送りましょう。結婚式の招待者リストが役に立ちます。出席のお礼や今後のお付き合いのお願いメッセージを書いて送ると好印象。結婚式に参列した方向けの結婚報告はがきは、結婚式の日に一緒に写った写真を使うのがベターです。
仕事の都合や遠方のため参列できなかった方にも結婚報告はがきを送りましょう。お二人の晴れ姿や前撮りの写真を入れたはがきを送ると喜んでもらえます。
結婚式に招待できなかった方からお祝いを頂いたら、そのお礼も兼ねて結婚報告はがきを送ります。その際は「頂いた○○を毎日愛用させていただいています」「さっそく部屋に飾らせていただきました」などのメッセージを添えると良いでしょう。
年賀状だけのお付き合いであれば、季節の挨拶状を送るタイミングに報告を兼ねても大丈夫。相手との関係性や親密さによって、写真入りにするか、写真なしのはがきにするかを使い分けましょう。
会社の上司や同僚に送る際は、相手によってデザインや文面を変えるのがマナーです。上司や目上の方には、落ち着いたデザインが好まれる傾向があります。同僚や後輩には、自分たちの個性をだしたり、少しくらい派手なデザインを選んだりしても問題ないでしょう。
遠い親戚や両親の友人の中で、日頃からお付き合いのある方がいれば結婚報告はがきを送りましょう。このとき、 1年を通してほとんど交際がない方は送らないほうが良い場合もあるので注意が必要です。お祝いの催促と受け取られてしまうケースもあるので、ご両親に相談して決めるといいでしょう。また、今後のお付き合いがなさそうな方にはがきを送る必要はありません。
レイアウトを決めるときは、ネット上で販売されているテンプレートを活用するのがお手軽です。インターネットで「結婚報告 テンプレート」で検索すれば、数えきれないほどのページがヒットするでしょう。なかには無料のテンプレートもあります。せっかくの結婚報告はがきですので、妥協はせずに2人で納得できるデザインをダウンロードして使うのがおすすめです。
写真を使ったレイアウトを決める際は、使いたい写真を複数ピックアップしておきます。上司や同僚、親戚や友人など、相手の立場や関係性に合わせて使用する写真を決めておくとスムーズに印刷できるでしょう。
次は、結婚報告はがきに書くあいさつ文を考えていきます。どのタイミングで結婚報告はがきを送るかによって、あいさつの内容が変わるため注意が必要です。一般的なあいさつから季節に合わせたあいさつまで、計7パターンをご紹介いたします。
「拝啓 私たちは○月○日に入籍を済ませました。これからは二人で協力して幸せな家庭を築いていきたいと思っています。これからもご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。〇〇に引っ越しましたので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。敬具」
最後にお二人の名前と新居の住所を書きます。差出人は連名にして、新婦は下の名前のみでかまいません。また旧姓を忘れずに入れておきましょう。
「先日は私たちの披露宴にお越しいただきありがとうございました。皆様ととても楽しい時間を過ごすことができ感謝しています。今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。」
結婚式のお礼を兼ねた結婚報告はがきには、式当日にはがきを送る相手と一緒に撮った写真を使用するのがベスト。集合写真やテーブルごとに撮った写真を使うと良いでしょう。
「拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。○月○日 私達は入籍いたしました。これからは二人で力を合わせ、明るい家庭を築いていきたいと思っております。今後とも、何卒よろしくお願いいたします。」
入籍のみで挙式をしなかった場合、結婚報告はがきを出した方がいいのか悩みますよね。答えとしては、入籍だけでも結婚報告はすべきです。何の報告もなしで知人の口から伝わるより、日頃のお礼を兼ねて報告しておいたほうが、今後の付き合いはより良いものになるでしょう。
「新年明けましておめでとうございます。結婚して初めてのお正月を迎えました。家族ともども、本年もどうぞ宜しくお願いいたします。」
結婚式が10月以降だった場合、年賀状と兼ねて結婚報告をしてもタイミング的に問題はありません。結婚式のあとにハネムーンに行ったなら、旅行先で撮った写真を使うといいでしょう。
「寒中お見舞い申し上げます。寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。私事ですが、この度○月○日に結婚しましたことをご報告いたします。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。」
まずは相手の様子を伺い、自分たちのことを報告するという順序で文を連ねます。冬らしいブルーの背景や冬景色のイラストと写真を組み合わせるといいですね。
「暑中お見舞い申し上げます。厳しい暑さの毎日ですがいかがお過ごしでしょうか。日頃から色々とお世話になりながらも、ご無沙汰しておりまして申し訳ございません。私事ですが、この度○月○日に結婚しましたことをご報告いたします。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。」
海や空のブルーを基調とした夏らしいポップなデザインを選びましょう。パソコンで印字する挨拶のほかに、自筆でメッセージを添えて、相手の近況や体をいたわる一言を添えると喜ばれます。
「残暑お見舞い申し上げます。厳しい暑さが続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。おかげさまで私達は新生活をスタートいたしました。お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。」
引っ越しをしていた場合は、新住所の報告も兼ねて送ります。新天地へ引っ越していたら「〇〇に来て初めての夏です。」と近況を報告すると良いでしょう。
人数分のはがきを用意します。レイアウトと挨拶文が決まったら、全体的な配置バランスや文字バランスを確認して印刷してください。大量に印刷する場合はインク切れの心配があるので、事前に予備のインクを用意しておくのがオススメです。
印刷が完了したら、新郎・新婦それぞれの関係者に手書きのメッセージを添えていきましょう。
結婚報告はがきを自作する場合、枚数が少なければ3日程度で完成しますが、枚数が多い場合は事前にスケジュールを立てておくのがスムーズです。ざっくりですが、スケジュールの一例をご紹介します。
結婚式の写真データを使用する際は、カメラマンや式場からいつ頃納品されるか確認しておきましょう。通常は式から1ヶ月程度で納品されることが多いですが、繁忙期はもう少し時間がかかる可能性があります。
結婚報告はがきを送るタイミングの目安は、挙式をあげてから(もしくは入籍してから)1〜3ヶ月以内です。
もし結婚式から半年近く経っている場合は、季節の挨拶状でさりげなく結婚報告を兼ねるといいですね。10〜12月の挙式は年賀状のタイミング、5〜7月の挙式は暑中見舞い・残暑見舞いのタイミングに報告を兼ねると良いでしょう。
結婚をしてからは引越しや雑務で忙しいかもしれませんが、人生においての大切な節目になるので、計画を立てて結婚報告はがきを出すことをおすすめします。
自宅で印刷するメリットは、印刷会社に依頼するより1枚あたりの印刷コストを抑えられること。同一デザインで大量に印刷を依頼する場合は印刷会社のほうが安くなるケースもありますが、数枚~数十枚の印刷でデザインにこだわるなら自作印刷のほうが割安になるでしょう。
また、結婚報告はがきを作ったその日のうちに投函できるのも自作するメリットのひとつです。印刷会社に依頼する場合、デザインのすり合わせや完成品到着までにある程度の時間がかかってしまいます。なるべく早く結婚報告はがきを送りたい方は自作のほうが良いでしょう。
普段からパソコンやプリンターを使っていない方は、テンプレートに写真を挿入したり、はがき印刷をしたりする作業に多少手こずるかもしれません。慣れると簡単なので、初めて作成する方は時間に余裕を持ってチャレンジしてみてください。
また、印刷枚数が多いと大量にインクを消費するため、思っていたよりもコストがかかってしまうことがあります。プリンターメーカーの純正品は高額ですので、印刷コストを抑えたい方は純正品の半額以下の価格で購入できる互換インクを使用するのがオススメです。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2018調べ」で発表された、結婚報告はがきにかんするアンケートデータをご紹介します(以下、引用データ)。
全体の平均は7,300円程度で、約7割のカップルは1万円未満に抑えていることがわかりました。送る人数によって費用は変わってきますが、結婚報告はがきを作成する際の目安にするとよいでしょう。
互換インクをご存知ですか?プリンターメーカーが販売している純正インクと互換性のあるインクです。プリンターメーカーとは別のメーカーが開発しているため、純正品よりも安く購入することが可能。ショップによっては純正品の1〜4割程度の価格で互換インクを販売しているところもあります。以前は品質が懸念されていましたが、近年は互換インクのレベルも上がっており、個人だけでなく企業や店舗でも頻繁に使用されています。印刷コストを抑えたい方は、互換インクを活用すると良いでしょう。
ただし互換インクを使用してプリンターが故障した場合、メーカー保証の対象外となってしまうリスクがあるので注意が必要です。
当サイトで紹介している互換インク販売会社の中から送料無料の互換インク販売ショップを一部紹介。(2021年11月調査)
「こまもの本舗」は創業50周年を迎える互換インク専門の老舗です。これまでに販売したインクの累計は600万個以上。純正品に引けを取らない高品質な互換インクを低価格で売っているのが特徴です。
商品には安心の1年保証がついているため、万が一インクが漏れていた場合や不具合が発覚した場合は即交換、もしくは返品・返金対応をしてくれます。また、染料の互換インクと顔料の互換インクの両方を取り扱っているのも特徴。「自宅印刷でも発色にこだわりたい」「写真を美しく印刷したい」という方にオススメのショップです。
東京都中央区にある東葉販売株式会社が運営しているリサイクルトナーの専門店です。主力商品がトナーのため、顧客は企業が多いそう。一部、家庭用プリンターで使用できる互換インクも取り扱っています。
送料は商品購入数の条件を満たせば無料です。インクの種類によって送料無料になる商品購入数と最低注文数が設定されているため、まとめ買いをしたい方に向いているでしょう。
プリンタートラブルが少ない「ホビナビ・インクナビ」は、互換インクの質に自信を誇るショップです。自社の販売サイトは設けておらず、楽天市場やYahooショッピングにて互換インク販売をしています。
インク代をできる限り抑えたい方には、ホビナビ・インクナビの「福袋」がおすすめ。型番を指定できるため、自宅のプリンターで使用できる互換インクを最大14本まとめてお得に購入できます。
「結婚式を挙げたのに、結婚報告はがきって必要なの?」と思う方もいるかもしれません。実際、結婚・入籍後に結婚報告はがきを出しているカップルは3割程度と少なめです。
「絶対に必要なもの」ではありませんが、結婚式を挙げなかった方や身内だけの式で誰も呼んでいないという方は、改めて結婚の報告をした方が良いでしょう。結婚式を挙げた方も、出席してもらったお礼を兼ねて「これからも末長くよろしくお願いします」とはがきを送ると、相手方から好印象を持たれます。
結婚報告はがきに使用するテンプレートは、無料でもお洒落なデザインが豊富に揃っています。自分たちの好みを反映することも大切ですが、受けとる側の気持ちに立ったはがき作りをしていきましょう。
はがきを送るのが春なら、淡い桃色や黄色をベースにデザインするのがおすすめ。夏なら爽やかな青や緑、秋は紅葉をイメージさせる赤や黄色、冬場は幻想的な白やゴールドを基調とすると良いでしょう。また、周りに祝福されている写真を使えば、受け取った方も一瞬であたたかな気持ちになれます。
フォトウェディングの写真を使って、モデル風のはがきを作るのはいかがでしょうか。写真が凝っている分、あまり装飾せずシンプルに仕上げるのがデザインのコツです。額縁は重厚感のあるものを使って、写真を中心とした結婚報告はがきをデザインしましょう。
1枚の写真を真ん中に配置し、余白のスペースを活かすシンプルなデザインもおすすめ。友人から目上の方まで、幅広い年代の方に送っても失礼のないデザインに仕上がります。白い余白に赤文字で「HAPPY WEDDING」と入れるだけで、控えめながら洗練された印象に。写真をメインにしたいなら、白背景の写真を使用するのが効果的です。
普段しないようなポーズや表情をしたウェディングフォトは、自慢したい反面ちょっと照れくさい気持ちもありますよね。そんなときは表情が目立たないフィルタ加工でインスタ風に仕上げるのがおすすめです。
リゾート挙式や新婚旅行でハワイやバリに行かれた方は、写真をブルーで統一するのもいいですね。シンプルで清潔感のある仕上がりになるため、ラブラブ写真を爽やかに演出できます。デザインがシンプルな分、装飾やイラストは可愛らしいものを選んでもバランスをとりやすいでしょう。