ブラザーのインク「LC3111」対応している機種は全部で16機種。DCPシリーズは無線LANに対応したスタンダードな商品です。いずれもコンパクトで置く場所に困らない家庭用プリンターとして、人気の複合機となっています。価格も1万円代とリーズナブルで、通販サイトによっては1万円を切る値段で販売されているものもあります。
DCP-J577Nはとくに格安で、某有名ECサイトを確認したところ9,000円を切る価格で販売されているものもありました。シンプルかつコンパクトで操作も簡単なため、家庭用プリンターとして非常に人気が高い商品です。
MFCシリーズはファックス機能付きのプリンター。販売価格は2万円~4万円ほどです。MFC-J998DN/DWNとMFC-J738DNは電話機能を搭載した子機がセットになっています。
また下記の3機種はすでに販売終了していますので、消耗品のみ購入可能です。
DCP-J973N/DCP-J572N/MFC-J893N
DCP-J572N/DCP-J577N/DCP-J582N/DCP-J972N/DCP-J973N/DCP-J978N-B/DCP-J978N-W/DCP-J982N-B/DCP-J982N-W/MFC-J738DN/MFC-J738DWN/MFC-J893N/MFC-J898N/MFC-J903N/MFC-J998DN/MFC-J998DWN
ブラザーダイレクトクラブに掲載されている純正インクの参考価格(2019年11月時点)とLC3111の互換インクの価格を比較してみました。
純正インク | 互換インク | |
---|---|---|
LC3111-4PK(4色セット) | 4,136円(税込) | 2,323円(税込) |
LC3111BK/C/M/Y(各色) | 1,078円(税込) | 896円(税込) |
互換インクの価格はこまもの本舗のオンラインショップに掲載されていた金額(2019年11月時点)を参考にしています。表を見ると価格差がよく分かりますね。とくに4色セットは値段が倍ちかく変わります。
またブラザーのオンラインショップで購入した場合、購入金額が3,000円未満だと別途配送料が550円かかるそうでます。
ブラザーLC3111のインクカートリッジを安く購入したいという方には互換インクをおすすめします。互換インクとは「メーカー品ではないが、互換性があるインク」のことです。つまり非純正品になりますが、互換性があるのでブラザーのプリンターにて使用できるのです。
互換インクの特徴はなんといっても価格の安さ。上記の価格表を見るとわかる通り、純正品と比較すると出費が大きく変わってきます。「価格が安いということは質が落ちるのでは?」と心配な声も聞こえてきそうですが、正直なところ印刷クオリティに大きな差はありません。互換インクを製造している会社の技術が年々向上しているということもあり、互換インクの需要は高まっています。
エコッテは1999年に横浜市で創業された老舗の通販ショップ。販売件数30万件以上という実績をもち、法人・個人問わず利用されています。
エコッテのサイトを確認したところ、LC3111の4色セット価格は3,300円(税込)、会員限定価格は3,200円(税込)でした。エコッテの互換インクには残量検知機能がついています。染料・顔料のどちらのインクを販売しているのかは記載されていませんでした。送料は5000円以上のご注文で無料、それ以下の場合は330円がかかります。下記でご紹介する他ショップと比較すると少々高めな印象です。
エコッテは会員制登録をされた方にさまざまなサービスを用意しているそう。新規登録で200ポイントが付与されたり、毎月19日に500円クーポンをプレゼントされたり、嬉しいサービスが満載です。貯まったポイントでお買い物できるので、継続してほかのインクカートリッジも同じサイトで購入したい方におすすめです。
こまもの本舗は各メーカーの互換インクやトナー、洗浄カートリッジや文具などを扱っているネットショップです。インク関連の商品はすべて送料無料(メール便)で販売しています。また、不定期でお得なキャンペーンを開催しているのも見逃せません!現在は創業50周年のお値引きキャンペーンを開催しているそうです(開催終了期間未定)。
ほかのネットショップにない、こまもの本舗ならではの強みは唯一「顔料タイプ」と「染料タイプ」の両方の互換インクを取り扱っているところ。顔料タイプは文字印刷に向いていて、染料タイプは写真印刷に向いています。使用目的に合わせてインクを使いわけられるのが嬉しいですね。さらISO認定工場で生産されているという点も安心ポイントです。
染料タイプの4色セットは2,323円(税込)、顔料タイプは2,730円(税込)で販売価格もお手頃。またプリンターのメンテナンスに必要な洗浄カートリッジもインクとセットで購入できます。
ただし、こまもの本舗のサイトにも赤字で記載されている通り、2018年9月以降に製造されたプリンターには使用できないとのこと。ホームページに記載されている「対応プリンター」を確認してから購入しましょう。
2009年に創業されて10年目に突入したインク革命。ほかの会社に比べて歴史は浅いですが、インク・トナーの販売実績はすでに800万本を超えています。取り扱っているインクはICチップ付きで、ISO認定の工場で生産されている点も安心です。
LC3111の4色セットの染料タイプは2,250円(税込)で購入可能。ほかのショップに比べるとやや高めですが、純正品に比べると十分リーズナブルですね。インク革命のサイトには「純正類似度90%以上、不良品率0.3%」と掲載されていました。また印字品質テストや耐光テストなども行っているので、インクの質の高さがうかがえます。
ちなみに、商品購入価格が4,000円未満の場合は送料がかかります。とはいえ、ネコポス対応なので最安275円で発送してもらえるそうです。また関東や関西方面なら朝9時までの注文で当日届けてくれるとのこと。詳しくは対象地域を確認してみましょう。
東京都渋谷区に拠点をおくチップスは、インクカートリッジの通販会社です。2012年に開業して、すでに10万人以上の人に利用されています。コンテナ単位で大量仕入れを行い、低価格を実現しているのが特徴。
LC3111の染料タイプの4色セットは1,750円(税込)と安値で販売しています。しかも、互換インクはプリンターで残量を検知できるICチップ付き。3,000円以上の商品購入で送料無料になり、3,000円未満の場合も送料195円と比較的安めになっています。
LINE公式アカウントを追加またはメルマガ会員になると、お得な情報やクーポンが発行されるようなので要チェックです。
累計販売個数800万個を誇るインターネットショップのエコインク。各メーカーのインクやカートリッジ、携帯のアクセサリーなどを扱っている会社です。染料タイプのLC3111の4色セットは1,700円(税込)と安値で販売中。インクには残量を検知できるICチップもついています。さらにISO認定ということもあり、安心して注文できるショップといえるでしょう。
今回取り上げているショップの中で商品価格が一番安かったショップですが、商品購入価格が4,000円未満の場合は送料がかかります。送料は発送方法にもよりますが最安250円なので、1点の注文だと1,950円かかる計算になりますが、それでもお得なお値段ですね。
ちなみに、夕方5時までの注文で決済確認が済んでいればその日のうちに商品を発送してくれます。また会員登録するとお得な特典があるようなので、継続して買い続けたい方は必見です。
各メーカーの互換インクを取り扱っている森のくまのインク屋さん。不良品があった場合は無期限で対応してくれるという安心の販売ショップです。永久交換保証がついたLC3111の4色パックの染料タイプ互換インクの価格は1,680円(税込)と安め。さらに1,000円以上の注文で送料無料になるため、LC3111を購入する場合は送料がかかりません。ICチップも搭載されているので、プリンターにセットするだけですぐ利用でき、残量もひと目で確認できます。ただ残念なことに、現在は在庫切れで販売されていないようです。
また、森のくまのインク屋さんのLC3111互換インクは、2018年12月以降に製造されたプリンターには使用できません。DXP-J978Nなど、2018年11月30日以前に製造されたプリンターは使用可能ですが、12月以降の製造品は同じ型番のものでも使用不可になります。再販後に注文したい方は、使用しているプリンター本体の製造時期を確認しておきましょう。
フクマタはインクカートリッジの販売専門店。お財布にやさしい価格帯が魅力です。公式サイトは持っておらず、楽天やYahoo!ショッピングなどの通販サイトで商品を販売しています。LC3111の4色パックの互換インク(染料タイプ)の販売価格は1,480円(税込)。今回取り上げているショップの中で最も安い結果となりました。さらにメール便に対応しており、送料無料というから驚きです。
しかし、Yahoo!ショッピングの口コミをみてみると、約半数の方が「黒インクが薄い」「黒インクが詰まった」などのレビューを投稿していたため、少し心配なところ。互換インクによるプリンターの不具合は基本自己責任になるため、購入したい方は事前に口コミを確認したうえで検討することをおすすめします。また品質・製造工場に関する情報も掲載されていませんでした。
7つのインク販売ショップをご紹介しましたが、どのショップを選んでいいのか悩まれる方も多いと思います。そこで、ショップ選びのポイントをまとめてみました。参考になれば幸いです。
値段を重視されたい方は、インク価格だけじゃなく送料も含めた金額で考えましょう。「とにかくコスパ重視!」という方には、お得パックやまとめ買いセットを取り扱っているお店がおすすめです。とりあえず一つ試してから継続するかどうか決めるのもいいと思います。その際は送料がかからないショップを優先したほうが損失が少ないでしょう。
商品価格も大事ですが、どんなに安くても品質が悪いとインクが詰まって印刷作業が滞ってしまったり、プリンター本体が故障したりする原因にもなるため注意が必要です。
そうならないよう値段を確認しつつ、最終的に信頼できると思えるショップで購入することをおすすめします。信頼できそうかどうかは実際に購入した人の口コミを参考にすると良いでしょう。