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リコーのプリンターのエラーと対処法を解説

プリンター

リコーのプリンターで何らかの原因でエラーが発生すると、印刷やコピーが出来なくなったり、何度も警告メッセージが表示されます。

警告メッセージの場合、一時的には印刷やコピーを続けることができますが、そのままにしておくと故障やトラブルの原因に繋がってしまうので、なるべく早めに対処しましょう。

ここではリコーのプリンターで発生したエラーの対処法をエラーメッセージごとに説明します。

リコーのプリンターのエラー表示と対処方法

リコーのプリンターを使用中にエラーメッセージが表示されたら、あわてずにメッセージをよく読み、なぜエラーが起こったのかチェックしましょう。ここではリコーのプリンターで発生する主なエラーメッセージとその対処法をまとめました。

エラー表示1.カバーオープン/セット不良

このエラーメッセージが表示された場合、以下の原因が考えられます。

  • ・カバーが開いている
  • ・インクカートリッジがない
  • ・インクカートリッジが正しくセットされていない

カバーが開きっぱなしになっているとエラーが出てしまいます。カバーは最後までしっかり閉じてから使うようにしましょう。

「セット不良」となっている場合はインクカートリッジがセットされていないか、あるいはきちんとセットされていない可能性があります。

後者の場合、ぱっと見ただけでは判断できませんので、一度インクカートリッジを取り外し、再度きっちり装着するようにしましょう。

エラー表示2.トナー交換してください

このエラーメッセージが表示される場合、以下の原因が考えられます。

  • ・トナーがなくなった
  • ・互換トナーに交換した

純正トナーの場合、トナーを新しい物に交換すれば自動的にトナー残量がリセットされて印刷可能になりますが、互換トナーを使った場合、トナー残量がリセットされないままになってしまいます。

機種にもよりますが、トナーの交換を求められた場合、50枚くらいまでなら印刷可能です。ただし、3日経つと中身の有無にかかわらず印刷することができなくなります。

こういったトラブルを避けるためには互換トナーに交換した後、システムから設定を変えてリセットしなければいけません。手順は以下の通りです。

  • ・1.本体のメニューボタンからシステム設定を選ぶ
  • ・2.エラースキップを選ぶ
  • ・3.初期設定では「しない」になっているので「する」に変えてOKボタンを押す
  • ・4.プリンタの電源を入れ直す

以上の手順を踏むと残量がリセットされ、トナー交換関連のエラーメッセージが出なくなります。残量がリセットされたのを確認できたら、再びシステム設定からエラースキップの項目を選び、「しない」に戻しておきましょう。

エラー表示3.廃インクボックス満杯

このエラーが表示される場合、以下の原因が考えられます。

  • ・廃インクボックスがいっぱいになった

廃インクボックスとは、クリーニングなどに使って余ったインクを吸収するところです。

この廃インクボックスがないとインク漏れが起こってしまうのでプリンタの必需品ですが、一定量のインクを吸収すると満杯になってしまい、廃インクボックスとして機能できなくなってしまいます。

他メーカーの場合、廃インクボックスはメーカーで交換するのが主ですが、リコーのプリンターは新しい廃インクボックスさえ手に入れれば自分で交換することができます。手順は機種によって異なりますが、おおむね以下の通りとなります。

  • ・1.廃インクボックスが収納されているカバーを開ける
  • ・2.5秒以上待ってから、プリンター本体内部から中身が満杯になった廃インクボックスを取り出す
  • ・3.満杯になった廃インクボックスを新しい廃インクボックスに付属されているビニール袋に入れる
  • ・4.新しい廃インクボックスをカチッという音がして止まるところまでしっかり差し込む
  • ・5.カバーを元通りに閉じる

廃インクボックスの交換はインクカートリッジの交換手順とさほど変わらないので簡単ですが、注意したいのは満杯になった廃インクボックスを取り外す時と、新しい廃インクボックスをセットするときです。

前者の場合、取扱に気をつけないと中に入ったインクがこぼれて汚れる原因になるので細心の注意を払ってビニール袋に入れましょう。

一方、新しい廃インクボックスをセットするときは、必ず奥までしっかり差し込んだかどうか確認することが大切です。

もしセットが甘い場合、廃インクがきちんとボックス内に入らず、プリンター内部に漏れ出してしまって本体内部が損傷する原因になってしまうので、正しくセットされたかどうか2度、3度と確認するようにしましょう。

また、廃インクボックスは完全に満杯になる前に「廃インクボックスもうすぐ満杯」という警告メッセージが表示されます。

このメッセージが表示されたらまもなく廃インクボックスが満杯になるまであまり猶予がありませんので、なるべく早めに新しい廃インクボックスを用意しておきましょう。

エラー表示4.使用可能温度範囲外

このエラーメッセージが表示された場合、以下の原因が考えられます。

  • ・プリンター周辺の温度が高すぎる
  • ・プリンター周辺の温度が低すぎる

リコーのプリンターは機械保護のため、温度または湿度が使用範囲外の場合、印刷を停止させることがあります。

推奨範囲は室温15~25℃、湿度30~70%ですが、室温10℃~32℃、湿度15~80%でも許容範囲となり、一応動作させることはできます。

ただしそれより高い、あるいは低い状態だと印刷することができなくなってしまいますので、その場合は一度電源キーを長押しして電源を切った後、推奨範囲または許容範囲の条件を満たす場所に設置し直してから再度電源を入れてみましょう。

なお、湿度が54%を超える時は許容範囲の温度上限が低くなりますので注意が必要です。

条件を満たしていれば使用可能となりますが、しばらくの間は印刷待機中となることがあります。室温になじめば印刷可能になりますので、電源キーの点滅が点灯状態になるまで待ちましょう。

エラー表示5.プリンターエラー

このエラーメッセージが表示された場合、以下の原因が考えられます。

  • ・本体を寒い場所から暖かい場所に移動した
  • ・温度変化が激しい場所に設置した

気温差が急激に激しくなると、本体内部に結露が発生し、プリンターエラーが起こる事もあります。

その場合、結露除去を実行することで印刷が可能になります。手順は機種によって異なりますが、一般的なやり方は以下の通りです。

  • ・1.「メニュー」キーを押す
  • ・2.「調整/管理」を選択する
  • ・3.「結露除去」を選択し、実行を押す
  • ・4.結露除去のために白紙が3枚排紙される
  • ・5.電源を入れ直す

これでエラーが表示されなければ、結露状態が解消されているため、正常に印刷することができます。

もし同じエラーが表示された場合は、電源を切った状態でそのまま1時間放置しましょう。その後、再び電源を入れ直せばエラーが解除されていることがあります。

それでも直らない場合は販売店やサービス実施店に連絡し、修理を依頼するのが妥当です。

ちなみにプリンターエラーについては「エラー発生中」「エラーが発生しました。電源を切ってから入れ直してください」と表示される場合もあります。

いずれのケースも機械内部に結露が発生している可能性がありますので、同じ手順で結露除去を行いましょう。

エラー表示ごとに適した対処をしましょう

同じインク、トナー関連のトラブルでも、エラーの原因や内容はそれぞれ異なります。

プリンターは精密機器の一種なので、素人判断で適当にいじってしまうとかえって症状が悪化したり、別のトラブルを招いてしまいかねません。そのため、エラーメッセージが出たらまず何が起こっているのかしっかり把握しましょう。

その上で適切な対処を行えば、サービス店に修理を依頼しなくてもエラーを解除することが可能です。もしやり方がわからなければメーカーに問い合わせてエラーの内容を報告すれば適切な対処方法を教えてもらえますよ。