互換インクを使用するときに、プリンターにエラーメッセージが表示されたことはありませんか?互換インクの種類や品質によって、装着してもプリンターが認識しないといった問題が起こります。
ここでは、プリンターのエラーが発生する原因と各メーカーのエラーメッセージ例・対処法をご紹介します。
プリンターが使用できないからといって、互換インクが壊れているわけではありません。互換インクの場合は、ちゃんとセットしないと読み込んでくれないことがあるので、正しい交換を行えば問題ありません。インクの交換を行う方法だけでなく、エラーの内容とそれに合った対処法を知っておきましょう。
エラーメッセージの内容を把握して、正しく装着することで問題なく稼働できるはずです。プリンターを持っている人や、そろそろインクの交換が必要な人はチェックしてください。
メーカーによって、プリンターのエラーメッセージは異なります。エラーの原因が同じでもメッセージの内容が違うので、知らないと焦ってしまうでしょう。
インクが切れた場合、それぞれのプリンターでは次のようなメッセージが表示されます。
メーカー名 | エラーメッセージ |
---|---|
エプソン | インクが不足しています |
キャノン |
下記のインクがなくなった可能性がありますU041 |
ブラザー | インクコウカン インクヲ コウカンシテクダサイ |
リコー | インクカートリッジヲ コウカン |
インクの不足と交換が必要なことは分かりますが、インク交換以外の要因でエラーが起きたときも、上記のメッセージが表示されることがあります。
これは、インクがまだ残っているのに交換が必要だったり、新しいインクと交換したのに表示されたりする場合もあるようです。
また、他のインクが残っているのに、一色だけインクが不足してるだけで印刷できないといったトラブルも、メーカーによって異なるので注意してください。
ひとつのメーカーの対処法が、他のプリンターでも生かせるわけではありません。ここでは、メーカー別にエラーの内容とそれに合った対処法を紹介します。
使用しているメーカーと機種を確認して、間違わないように正しい対処を行いましょう。
キャノンのプリンターにエラーが発生した場合、パネルに表示されている情報を元に解決します。
エラーが解決されるまで印刷はできませんが、一つずつ問題を解決していくことでエラーをリセットできます。
キャノンのプリンターのエラーにはインク不足、インクタンクが正しく設置されていない、サーバー接続の失敗などがあります。
今回はキャノンのプリンターにある程度共通しているエラーの内容や対処方法を解説します。
エプソンのプリンターで起こりやすいエラーはインク関連のものが主です。特に互換インクに交換した場合、ICチップが認識されず、エラーが出ることが多いようです。
たいていの場合は新しいインクと交換すればエラーは解消されるので、インクカートリッジをセットし直してもエラーが出続ける場合は新しいインクに取り替えてみることをおすすめします。
そのほかにも、余分なインクを蓄積する廃インクタンクが満杯になっている場合や、インクの残量がほとんど残っていない場合にもエラーメッセージが表示されます。
廃インクタンクは消耗品なのでメーカーに修理を依頼するか、または自分でインクタンクを交換する必要がありますが、廃インクタンクが満タンになる時期はプリンターの寿命とほぼ同時期なので、修理に出すか新しいものに買い換えるか考えどころと言えるでしょう。
キヤノンのインクカートリッジをリサイクルや互換タイプと交換した場合、インク残量機能を無効化する作業が必要になります。
ほとんどの機種ではリセットボタンを長押しすることで解除できますが、残量機能を無効化すると現在どのくらいインクが残っているのか判断しにくくなります。
インクカートリッジが空の状態で印刷を無理に続けようとすると本体に負担がかかってしまい、別のトラブルや故障の原因となってしまう可能性があるので、印刷の具合をこまめにチェックすることで残量を推し量るようにしましょう。
そのほかにも、プリントヘッドの認識エラーやインク吸収体が満杯になったことでエラーが出ることもあります。
プリントヘッドに関しては新しいものを入手すれば自分で交換できますが、インク吸収体はメーカー修理に出すことが推奨されていますので、手間と費用を考えれば新しいプリンターに買い換えるのもひとつの方法でしょう。
ブラザーのプリンターで互換インクを使用したとき、印刷できない事象が発生すると、大きな故障につながるのを防ぐため、エラーメッセージが表示されることがあります。
基本的には、プリンターのパネルに表示される文章を見れば症状がわかるので落ち着いて対応しましょう。ただし、機種ごとにメッセージが若干違うこともあるため注意が必要です。
実際に起こる症状としては、「インクが検知できない」、「印刷できない」、「廃インク吸収パッドが満杯」などが挙げられます。リンク先のページでは詳しく対処方法を記載していますので、参考にしてみてください。
リコーの互換トナーを使った場合、十分な残量があるにもかかわらず、トナー交換を求めるエラーメッセージが表示されることがあります。
これはICチップが認識されないことによるトラブルで、実際はちゃんと印刷可能なのですが、そのまま数日経つと印刷不可能になってしまうので、早急に対処することが大切です。対策はシステム設定から簡単に行うことができますので、互換トナーに交換したら忘れずに実施しておくようにしましょう。
また、リコーはプリンタ本体を保護するために適切な気温、湿度のもとで使用しないとエラーを起こして印刷が停止することがあります。
たいていは設置場所を変更することで解消されますが、急激な温度変化で内部に結露が発生した場合は「結露除去」モードで解消しないと印刷・コピーができなくなるので注意しましょう。
ヒューレットパッカードのプリンターにて発生する代表的なエラーには、インクホルダー詰まりや紙詰まり、インク残量不足、カートリッジもしくはICチップの認識トラブルやファックス機能のエラーなどがあります。
中にはちゃんと対処する手順を守らないと更なるトラブルやプリンターの故障につながるエラーもあります。本記事に書かれているエラー対処法と注意点を守り、手順通りにエラーの対処をしましょう。