Canon製プリンタ向けのインクカートリッジのなかでも、BCI-326/325などの主要な互換インクについて、価格相場や純正インクとの価格比較などを掲載しています。
日本が世界に誇るカメラメーカー・Canon(キャノン)は、OA機器の大手でもあります。
もちろんパソコン用プリンタでも大きなシェアを占めており、エプソンと双璧をなしているといった趣です。それゆえ、Canon向けもまた、インク型番別のラインナップは実に多種多彩です。
ここでは、BCI-326/325などの一部のインク型番について、Canon純正インクの価格例と互換インクの価格相場をリサーチして載せています(※2021年9月12日時点の情報です)。
製品名 | 純正インク価格例 | 互換インク価格相場 | 参考にした ネットショップ |
---|---|---|---|
BCI-326/325互換インク 6色セット |
6,105円 | 980円 | こまもの本舗 |
BCI-351/350互換インク大容量 6色セット |
7,766円 | 1,200円 | こまもの本舗 |
BCI-321/320互換インク 5色セット |
4,763円 | 980円 | こまもの本舗 |
BCI-7e/9互換インク 5色セット | 5,533円 | 1,499円 | こまもの本舗 |
BCI-7e互換インク 6色セット | 6,303円 | 1,599円 | こまもの本舗 |
BCI-3e互換インク 4色セット | 3,740円 | 699円 | こまもの本舗 |
BCI-6互換インク 6色セット | 5,379円 | 999円 | こまもの本舗 |
BCI-19互換インク カラーカートリッジ |
1,760円 | 530円 | インク革命.com |
BCI-19互換インク ブラックカートリッジ |
1,320円 | 549円 | こまもの本舗 |
Canon向け互換インクもまた、エプソン向けと同じく、各社が注力して価格設定をしているのが見受けられます。
ただし、Canonという一流ブランド向け故か、お買い得感はエプソンよりもほんの少しではありますが低く感じられるという点もあります。
また、Canon向け互換インクの場合も、最安値と最高値には、それなりに差があるのが現実。もちろん、最高値でも純正品よりはリーズナブルです。
キャノン純正インクは文書を鮮明に印字してくれるという特徴を持っています。これは黒のインクが文字の印字に適している「顔料インク」を使っているからです。
このように、純正インクには特徴があります。以下より3つの特徴について詳しく説明をしていきます。
純正インクが綺麗に印刷をすることができる最大の理由は「4つの機能のコンビネーションが良いから」です。プリンタ本体、プリントメディア、純正インク、ソフトウェアがその4つになります。
例えば、全く同じ高さの台を4つ並べて上を歩いた場合と、1つだけ少し低い台があるとき歩いた場合。歩きやすいのは当然前者です。
互換インクがいくら優れていようとも、どうしてもこのいびつさは吸収しきれません(1つだけ少し低い台になってしまう)。
純正インクには、この足並みを揃えることができる特徴を持っています。
純正インクに配合される各種成分は、プリントヘッドを詰まらせないために工夫がなされています。
つまり、プリントヘッドの性能を100%引き出すための配合になっているわけです。綺麗に印刷することができることは容易に想像できます。
確かに互換インクも純正に近い配合となってはいますが、インクによっては機能差が出てしまう場合があります。
つまり、純正インクはプリントヘッド性能と相性がよいという特徴を持っていることになります。
実は純正インク側にもソフトウェアが入っています。どれだけのインクを使用するか?などの司令を受け取って、その通りの量を送るなど、これらは全てソフトウェアが管理しています。
そして、このソフトは日々高性能になっていきます。インク型番がバージョンアップしていく度に、ソフト更新も行われている状況です。
これが意味することは、より効率的にインクを本体へ送ることができるようになるということ。これが純正インクの最大の特徴といってもよいでしょう。
最新ソフトのインクは、あくまでも市場に出回ってから分かります。互換インクは、これを受けて対応をし始めるため、このタイムラグは致し方がないところとも言えます。