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エプソン・キヤノン・ブラザー他、人気プリンタの互換インク価格調査

リサイクルインク

互換インクと同様に、純正インクとの互換性を持っているリサイクルインク。純正インクや互換インクと比べて、どこがどう違うのか。分かりやすく、製造法や品質、価格帯の違いを比較してまとめました。

製造法の違い

純正インク

各プリンタメーカーが、そのプリンタに最も適したものとして開発したインクのこと。ヘッドの特徴やインクの粒子、印刷時の発色や耐久性に至るまで、細かい検証の後に販売されているインクです。

純正インクは、製造を行う工場でも品質管理が徹底して行われています。大手の互換インクメーカーでも管理の行き届いた工場へ委託をしていますが、純正インクを製造する工場とでは一線を画すのです。

純正インクのメーカーは、品質を高めるために製造工場にさまざまな独自技術を導入しています。気泡がカートリッジ内に入らないようにするため、インク逆流防止膜や機密バルブ、インク気化防止チャネルなどが取り付けられています。

また、インクの品質を均一にするため、リブ構造・スマートバルブ構造なども採用するという徹底ぶり。

純正インクを製造する工場は、ホコリ一つないクリーンルーム内で作業を行います。インクに使用する水すら、半導体製造をする工場と同じ純度のものを使うなど、インク製造における品質管理は非常に徹底しているのです。

■互換インク

純正インクの仕様を研究し、そのプリンタで使えるよう新たに製造されたインクのこと。カードリッジも含め、すべてが新品になります。研究・開発の精度が、そのままインクの品質にもつながります。

互換インクメーカーの多くは、海外工場で製造を行っています。「海外製」と聞くと、多くの人が品質に不安を覚えるでしょうが、大手のメーカーは管理体制の整った工場に製造を委託しています。

大手メーカーになると、ISOの認証取得をした工場に製造を委託しています。このISOとは、簡単にいえば「製品やサービスの品質に関して国際的な基準を満たしている」という証です。

国際基準であるISOの取得は非常に困難で、審査員が工場の設備・製造の体制・作業員の質にいたるまで厳しくチェックするため、簡単な対策ですぐに取得できるものではないのです。

ISOに認証されている工場で作られた互換インクなら、発色や耐久性、プリンターとの互換性なども満足できる品質となるでしょう。

互換インクの工場で取得されるISO資格は、環境負荷を与えない製造体制を証明する「ISO14001」、品質管理が世界基準を満たしていることを証明する「ISO9001」です。高品質な互換インクを探しているなら、上記ISOの認証を受けているメーカーを探すようにしてください。

■リサイクルインク

使用済みの純正インクを回収し、中に別のインクを補充したもの。再生インクとも言われます。カートリッジは純正のままで、修理・加工して製造されます。

リサイクルインクの工場では、回収されたカートリッジを一つひとつ検査し、再利用できる高品質なカートリッジだけを使用します。カートリッジ内に残った古いインクを取り除き、隅々までクリーニングした後、新しいインクを補充するのです。出荷する前にもきちんと検品するので、製造時の品質は高いレベルで保たれます。

リサイクルインクを扱う大手メーカーでは、機種ごとにインクの成分を分析し、配合料や配色の調整を行った上で、限りなく純正品に近い品質で製造しています。インク自体の耐久性や凝固に関する問題もきちんとチェックしているため、使用することでプリンターが壊れるといった心配もほぼないといってよいでしょう。

品質の違い

■純正インク

各プリンタに最も適した仕様となっているため、インクの中でも最も品質が高いと言えます。通常であればメーカーの保証もついているので、安心して使うことができます。

また、純正インクは耐久性の高さも特徴であり、温度や湿度、プリントした用紙によっては長期間劣化せずに保管できる場合もあります。保存の条件によっては、200~300年もの長さでアルバム保存ができるインクもあるのです。

他にも、純正インクはカートリッジ自体の耐久性が高いのも特徴です。インクの使用期限は約半年と、互換インクと遜色はありませんが、純正インクにはインク漏れなどのトラブルを防ぐため、さまざまな対策が取られています。

互換インクは製造元によって品質がピンきりなので、購入してすぐにインク漏れが起きたという話もあります。トラブル回避を第一に考えている人なら、純正インクを選ぶのが無難です。

■互換インク

プリンタメーカーの検証を経ていませんが、プリンタの故障を引き起こすなどの不具合はほとんど見られません。純正インクを研究して作られているため、素人目には印刷上の品質も、純正インクと遜色ありません

互換インクについて多くの人が気にするのが、「プリンターとの互換性の高さ」でしょう。メーカー純正のインク以外を使うと、プリンターの故障やトラブルが引き起こされる可能性があるため、互換インクを選ぶ際は誰もが販売メーカーの評価などを慎重に調べます。

しかし、一部の悪質な互換インクメーカーを除き、最近ではどの互換インクでもプリンターのトラブルはほぼ起こりません。現在でも互換インクを使い続ける人はたくさんいるので、信頼できるメーカーの製品なら安心して使用することができるでしょう。

また、互換インクには純正インクとカートリッジの形状が異なるものもあり、不安を覚える人もいるでしょう。しかし、空気孔のテープを外して差し込めば、純正インクと遜色なく使用ができるでしょう。

■リサイクルインク

かつてのように「使ってすぐにプリンタが故障する」といった、トラブルはほとんどなく、確実に品質は上がっています。発色上の問題があるとも言われますが、素人には判別できるレベルではありません。ただし、リサイクルされる前のカートリッジは、回収・保管・運搬方法にばらつきがあるため、品質が落ちる可能性は他と比べ、高いといえます。

リサイクルインクは一度使い切ったものを再利用する製品であるため、残量検知がされないことを気にする人も多いでしょう。最近のインクカートリッジにはICチップがついており、プリンターとの互換性やインク残量のチェックに用いられています。

リサイクルインクは空になったカートリッジを再利用して使われるため、セットするとインクが入っていても残量が空だと表示されてしまうのです。

しかし、このインク残量の問題は、インク残量を無効化する操作を行うか、リセッターと呼ばれる機器を使えば解消できます。

【インク残量の無効化方法】

  1. 「インクがなくなりました」という警告がでるまで印刷を続ける
  2. 警告がでたら、プリンターのリセットボタンを5秒以上押してリセットする
  3. 無効操作後にインク残量が表示されなくなれば、無効化は完了

リサイクルインクは価格が高く、品質も低いというイメージがあります。

しかし、ヘッド一体型のカートリッジや、複雑なICチップを搭載したカートリッジなど、互換インクでは出回っていないタイプのカートリッジも購入できるというメリットがあるため、必ずしも互換インクに劣るというわけではないのです。

互換インクの色合い

純正インクと比べても、互換インクの色合いにそれほど差はありません。色に敏感なデザイナー職の人がじっくりと比較して、ようやく微妙な色合いの違いがわかる程度なので、一般の人が見ても純正との違いはサッパリわからないでしょう。

ネットでは、互換インクの色合いが純正のものと全く違うという情報もありますが、そういったトラブルの原因はプリンターのノズル詰まりが原因である可能性もあります。まずはノズル詰まりが起きていないか確認し、もう一度印刷をして確かめてみましょう。

リサイクルインクの色合い

リサイクルインクも、互換インクと同様に、純正インクとの差はほとんどありません。大手のリサイクルインクメーカーは、プリンターごとに純正インクの成分をしっかりと分析し、ほぼ遜色のない色合いが出せるよう調整しているため、よほどプリンターの色合いにこだわる人でなければ問題なく使用できるでしょう。

価格の違い

■純正インク

基本的に、プリンタ自体はメーカーにとって赤字商品。プリンタは、それぞれに適した純正インクを購入してもらうことで、利益を上げるというビジネスモデルを採用しています。そのため、純正インクは非常に高額となっています。

■互換インク

3つの種類の中では、最も価格が安くなっています。回収コストのかからない点が、リサイクルインクとの大きな違い。一度生産ラインに乗ってしまえば、低コストで量産できるため、この安さが実現されています。

■リサイクルインク

純正インクに比べ、かなり安くなります。ただし、空きとなったカートリッジの回収や保管、運搬面でコストがかかっているため、互換インクに比べると高くなります

【それぞれの価格相場を比較】

  純正インク 互換インク リサイクルインク
キヤノン 1,728~6,891円 515~1,980円 1,423~4,258円
エプソン 3,960~6,686円 952~1,000円 2,553~4,474円
ブラザー 4,608~8,208円 840~1,480円 3,086~6,707円
リコー (BK)3,796~8,070円
(他各色)3,066~5,500円
(BK)1,780~3,066円
(他各色)1,690~2,376円
(BK)3,446~5,708円
(他各色)2,757~3,888円

【コラム】エコタンク搭載プリンターはお得?

最近になって注目されているのが、大量のインクを補充できる「エコタンク搭載プリンター」です。

このプリンターの利点は、ランニングコストの安さです。製品によっては、カラー印刷の費用が従来のカートリッジ式に比べ10分の1にまで抑えられるため、非常にお得なのです。カートリッジ式に比べ、安く大量に補充できるインクボトルを使用するため、互換インク並の費用で大量の純正インクを補充することができるでしょう。

非常に魅力的なプリンターですが、気になる価格は相場で6万円と、誰もが一瞬購入をためらってしまう値段です。新品のプリンターに買い替えたい人や、仕事で毎日大量にプリンターを使う人であれば、6万円という出費でも十分に元を取ることができるでしょう。

しかし、問題なく稼働するプリンターを持っている人、年賀状の印刷などでしかプリンターを使わない人の場合、互換インクなどを使ったほうが安上がりだといえます。